二重あごになってしまうと、本来の体重よりも太って見えたり顔が大きく見えたりする印象を与えます。
また二重あごは肥満ではない方でもできてしまうため注意が必要です。
フェイスラインをスッキリさせる効果が期待できる筋トレを知っていれば、二重あごの改善だけでなく小顔効果も期待できるでしょう。
ここでは、二重あごに効果的な筋トレを含むアプローチをご紹介します。
Contents
二重あごができる理由とは
そもそも、なぜ二重顎ができてしまうのでしょうか?
まずは二重顎ができる原因についてご紹介します。
歯を食いしばっている
歯の食いしばりはストレスにより発生しますが、本人に自覚がないケースが多いです。
特に睡眠中の食いしばりを自分でチェックすることは難しいでしょう。
歯を食いしばる状態が続くと、筋肉が緊張して二重あごにつながります。
舌の筋肉が衰えている
舌を動かす筋肉である顎舌骨筋は顎の下部分に位置します。
そのため、舌の筋肉が衰えることで顎の肉を支えられなくなってしまうのです。
舌の筋肉の衰えは、会話の機会が減る・咀嚼回数が減るなどの理由で起こります。
下向きの姿勢が多い
パソコンを含むデバイスを操作する姿勢は下向きで、顎付近に老廃物が溜まりやすい状態です。
また、猫背や巻き肩の原因にもなるでしょう。
デスクワークが多い方は、二重顎になりやすいです。
体脂肪が多い
必ずしも二重あごの原因が肥満とは限りませんが、脂肪の量が増えれば二重顎になるリスクも高まります。
しかし、脂肪のつき方には個人差があるため、太っていても二重顎にならない方もいます。
顎または鎖骨が小さい
顎や鎖骨が小さい方は顎の下に位置する脂肪が支えられず、二重顎ができやすい状態になります。
細身なのに二重顎が気になる方は、顎・鎖骨が小さい可能性があるでしょう。
二重あごに効果的な筋トレ・エクササイズ
二重顎が気になるという方は、次のような筋トレで顎・舌の筋肉を鍛えるようにしましょう。
筋トレは簡単にできるものが多いため、習慣化することが大切です。
顎の筋トレ
顎の筋肉に負荷をかけるトレーニングです。
- 片手をグーにして顎の下に当てる
- グーにした拳を上に押し上げる
- 拳の力に逆らうようにゆっくり口を開けていく
- 口が開き切ったらゆっくり口を閉じていく
- この動きを10回繰り返す
初めは顎に疲れを感じる方が多いでしょう。
舌の筋トレ
顎の舌に位置する顎下骨筋のトレーニングを紹介します。
- 背筋を伸ばした状態で天井を仰ぐ
- 下を垂直に上に突き出す
- そのままの状態で5秒キープする
- 顔は上を向けたままゆっくり舌を戻す
- 自然な姿勢に戻る
- この動きを3セット繰り返す
舌を垂直に突き出す際は、下唇に舌がもたれないように注意してください。
仕事中でもマスクの下でできる二重あごのケア
マスクをする時間が多い方は、マスクの下でこっそり二重顎ケアができます。
マスクの下で口角をキュッと上げる
長時間マスクをつけていると無表情になり、顔の筋肉が衰えてしまいます。
マスクの下で意識的に口角をキュッと上げるようにすれば、誰にもバレずに表情筋のケアができるでしょう。
「い」「う」の口の形で表情筋を動かす
自分が無表情になっていると気がついた時には、「い」「う」と言う時の口の形を意識しながら口を動かし、表情筋を鍛えます。
実際に声を出す必要はないため、マスクをしていれば仕事中も二重顎のケアができます。
その他の二重あごの解消に効果的な取り組み
この章では筋トレ・マスクの下で行うケア以外の、二重顎を予防する・改善するために効果的な取り組みをまとめました。
首をストレッチする
首のストレッチにより首周りの血行が良くなると、二重顎の改善効果が期待できます。
- 両手をクロスして鎖骨の前に置く
- 鎖骨を下げるイメージで下に引く
- 顎をゆっくりと天井に向けながら上を向く
- 首をゆっくり右に傾けて5秒キープ
- 首をゆっくり元の位置に戻す
- 首をゆっくり左に傾けて5秒キープ
- 首をゆっくり元の位置に戻す
- ここまでを1セットとして3〜5セット繰り返す
首の血行が良くなれば、顔の血流も同時に促されて美肌効果が得られるでしょう。
顔周りのリンパ節をマッサージする
顔周りの血流が滞ると、二重顎ができやすくなるだけでなく顔色が悪くなる・肌トラブルが増えるなどの問題につながります。
普段から、顔周りのリンパ節をマッサージする習慣をつけましょう。
- 手をグーにして4本指の平らな部分を頬の側面にある咬筋に押し当てる
- 30回ほど円を描くようにグーの手でマッサージする
- 逆側の頬も同様にマッサージする
咬筋は耳の前の骨と顎の骨の付け根の間に存在します。
マッサージをする時には摩擦が起こらないように、痛気持ち良い程度の力を意識してください。
体を温める
温活により体中の血流・リンパの流れが良くなれば、むくみが原因の二重顎を改善できます。
代表的な温活の方法は、以下を参考にしてください。
- 体を冷やさない
- 温かい飲み物を飲む
- 生姜など体を温める食材を口にする
- シャワーではなく湯船でしっかり体を温める
温活は二重顎の改善以外に、ダイエットや健康促進効果もある取り組みです。
普段からよく噛んで食事をする
食事の際に食べ物をよく噛むようにすると、顎の筋肉が鍛えられます。
歯が丈夫な方は、スルメなど咀嚼が促される食べ物を積極的に口にすると良いでしょう。
ただし、顔の歪みを予防するために、両側の歯を使ってバランス良く筋肉をつけることが大切です。
正しい姿勢を意識することで二重あごの予防効果がある
正しい姿勢は二重あごの予防に効果的です。
普段から胸部を開いて肩甲骨を寄せるイメージをしながら正しい姿勢を維持しましょう。
特にデスクワークが多い方は、足を組まない・長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。
定期的に椅子から立ち上がり、軽いストレッチなどを取り入れて血流を促すようにしてください。
エステサロンには二重あご解消メニューがある
すぐにでも二重あごを解消したいと考えている方は、エステサロンで用意された二重あご向けの施術を受けるという手もあります。
エステサロンでは、次のようなアプローチで二重あごの改善を目指します。
ハンドマッサージ
顔や顔周りの筋肉をプロが揉みほぐし、筋肉の緊張を緩和させる・老廃物の排出を促します。
二重あごの解消と同時に、お肌のハリやツヤを取り戻す効果が期待できるでしょう。
ラジオ波やハイフなどの美容機器の活用
専用の美容機器を用いて顔・顔周りの血流を促します。
ハイフは肌に高密度の超音波を照射して熱エネルギーを与え、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで肌を引き締めます。
また、ラジオ波は特定の周波数の電磁波を活用して、筋肉の凝りをほぐす・脂肪を柔らかくします。
まとめ
二重あごが目立つようになると、見かけの印象が変わってしまいます。
二重あごが気になる方は、筋トレやセルフケアを取り入れてみてください。
また、普段から姿勢を正す意識を持つことも、二重あごの予防・改善に効果的です。
二重あごをすぐに解消したいと考えている場合は、エステサロンのアプローチを取り入れても良いでしょう。