男女ともに「小顔」に憧れている方は多いのではないでしょうか。
しかし、「私は元々顔が大きいから…」と諦めている方もいるでしょう。
そこで本記事では、自宅でできる小顔矯正やマッサージ方法について解説します。
自宅ですぐにできる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
顔が大きく見える原因
まずは、顔が大きく見えてしまう原因を解説します。
- 表情筋の衰え
- むくみと脂肪の増加
- エラの筋肉の発達
- コラーゲンやエラスチンの減少
- 足を組む癖
自分に当てはまっていないか確めてみましょう。
表情筋の衰え
私たちの顔には、さまざまな表情を作り出すために数十種類もの表情筋があります。
表情筋が衰えると、頬がたるみ、フェイスラインがぼやけます。
目の下から口までの距離が長くなり、こめかみは凹んでいき、いわゆる「のっぺり顔」になるのです。
また、顔の輪郭を引き締める役割を持つ筋肉が弱くなることで、顔全体が横に広がったように見える原因となります。
顔の余白が多くなるので、顔が大きく見えてしまうのです。
特にコロナの影響でマスク生活が続いてしまった昨今では、無表情でいるのが当たり前になっている方もいます。
無表情でいると表情筋が衰えていき、顔が大きく見えてしまいます。
そのため、意識的に顔の筋肉を使うのがおすすめです。
むくみと脂肪の増加
生活習慣の乱れや運動不足による、むくみと脂肪の増加は顔を大きく見せます。
特に、塩分の過剰摂取や睡眠不足は、体内の水分バランスを崩し、顔のむくみを引き起こします。
また、カロリーの過剰摂取は顔の脂肪を増加させ、頬がパンパンと膨らんだように見えるのです。
顔の脂肪は全身の脂肪と比べて落としにくいため、日々の食生活の改善と適度な運動を心がけましょう。
エラの筋肉の発達
エラには「咬筋」という、物を噛むための筋肉があります。
咬筋は、主に「歯ぎしり」や「食いしばり」によって発達するのです。
ストレスや睡眠の質の低下が原因となることが多く、無意識のうちに顎に力が入ってしまいます。
過度に発達した咬筋は、顔の横幅を広げ、角張った印象を与えます。
マウスピースの使用やリラックス法の実践、意識的な咬筋マッサージが効果的です。
コラーゲンやエラスチンの減少
「コラーゲン」や「エラスチン」といったお肌のハリや弾力を維持するための成分が減少すると、顔が大きく見えます。
それぞれの成分の役割は、以下の通りです。
成分 | 役割・概要 |
---|---|
コラーゲン | 肌に潤いと弾力を与える 真皮内に網目状に張り巡らされたスポンジのようなタンパク質 |
エラスチン | 肌に弾力とハリを与える コラーゲンをつなぎ止めるようにして支えているタンパク質 |
コラーゲンやエラスチンの減少は、加齢による自然な現象です。
しかし、紫外線の過剰な暴露や喫煙、栄養バランスの悪い食事によって加速します。
これらのタンパク質が減少すると、肌の弾力性が失われ、たるみやシワが目立つようになります。
結果として顔全体がたるみ、大きく見える原因となるのです。
日頃からの紫外線対策と、バランスの良い食事を心がけることが予防につながります。
足を組む癖
足を組む癖は、骨盤の歪みを引き起こし、それが顎関節や顔の筋肉のバランスに影響を与えます。
長時間同じ側で足を組むことで、顔の左右非対称が生じ、結果として顔が大きく見える原因となるのです。
また、姿勢の悪さは首や肩の筋肉の緊張を招き、顔の血行を妨げてむくみの原因にもなります。
正しい姿勢を意識し、定期的に姿勢をチェックすることが大切です。
日本人の顔の平均サイズ
そもそも、日本人の顔の平均サイズはどれくらいなのでしょうか?
日本人の顔の平均サイズは、以下の通りです。
顔の部分 | 男性(18〜34歳) | 女性(18〜34歳) |
---|---|---|
全頭高(頭の縦の長さ) | 23.19cm | 21.80cm |
頭幅(頭の横の長さ) | 16.08cm | 15.33cm |
下顎角幅 | 10.96cm | 10.25cm |
上記はあくまでも平均サイズです。
顔のサイズよりも、顔にたるみがなかったり、キュッと上に引き上がっていたりする方が小顔に見えます。
実際のサイズよりも、「どのように見えるの」を基準に小顔を目指しましょう。
小顔の人の特徴
ここからは、小顔の人の特徴を解説します。
- 全身のバランスが良い
- エラが張っていない
- フェイスラインが整っている
- 首が細くて長い
一つずつ見ていきましょう。
全身のバランスが良い
一般的に、理想的な頭身は7.5から8頭身と言われており、このバランスが取れていると顔が小さく見えます。
また、肩幅や胸囲、ウエストなども適度なプロポーションを保っていることで、相対的に顔が小さく見えるのです。
スタイリングの際も、全身のバランスが良いと様々な服装が映えやすく、より顔が小さく見えます。
エラが張っていない
エラが張っていないことで、横から見たシルエットも美しく、小顔に見えます。
エラ張りがないため顔の余白が少なく、顔がスッキリと見えるのです。
また、エラが張っていないと目鼻立ちがよく見えるので、一石二鳥です。
フェイスラインが整っている
フェイスラインが整っているだけでも、小顔に見えます。
元々、顔のサイズが小さい方はより小顔に見えますし、顔のサイズが大きい方でもシュッとシャープな印象を与えられます。
首が細くて長い
首が細いことで、顔との境界線がはっきりとし、顔の輪郭がより引き締まって見えます。
また、首が長いことで、顔から胸元までの距離に余裕が生まれ、上半身全体がすらっとした印象になるのです。
さらに、首が細く長いことで、横顔の美しさも際立ち、アクセサリーなどのアクセントも映えやすくなります。
自宅で小顔になる方法
次に、自宅で小顔になる方法を解説します。
- 表情筋を鍛える
- むくみを取る
- 脂肪を減らす
- 小顔マッサージをする
- 小顔矯正をする
- セルフコルギをする
自宅で気軽にできるため、是非今日から実践してください。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることは、顔の筋肉を適度に刺激して引き締める効果があります。
具体的な方法は、以下の通りです。
【表情筋トレーニング方法①】
- 全体を大きく開けたまま「あ」の口をする
- 口を真横にぐっと引きのばし「い」の口をする
- 口を前に突き出すようにして「う」の口をする
- 左右の口角を上げて「え」の口をする
- 口を大きく縦に開き「お」の口をする
【表情筋トレーニング方法②】
- 口を閉じたまま口角を引き上げ、笑顔を作る
- 頰を高く上げたまま笑顔を10秒キープする
- 口を軽く開け、前歯が出るように笑顔を作る
- 口角と頰を高く上げたまま笑顔を10秒キープする
【表情筋トレーニング方法③】
- 500mlのペットボトルに水を100ml入れる
- 歯は使わずにペットボトルを唇でくわえる
- ペットボトルを持ち上げて30秒キープする
※慣れてきたら、水の量を200mlに増やしましょう。
①〜③の運動をすることで、たるみの予防や改善が期待できます。
毎日のスキマ時間に、ぜひ取り入れてみてください。
むくみを取る
むくみを取るためには、リンパの流れを改善することが重要です。
朝一番の水分補給や首や肩のストレッチなどが基本となります。
他にも「温冷ケア」が有効です。
ここでは、自宅でできる温冷ケアの方法を紹介します。
【温冷ケアの方法】
- 約40℃のお湯で洗顔する
- 温めた手で顔全体を包み込む
- 温めた手を首に当てる
- 冷たい水で洗顔する
- 冷えた手で顔全体を包み込む
- 冷えた手を首に当てる
上記の流れを1日2〜3セット行いましょう。
他にも食事面では、塩分の摂取を控えめにし、水分を適度に摂取することが大切です。
就寝時は、枕の高さを適切に調整して、首や肩に負担がかからないようにするのも良いでしょう。
これらの対策を毎日続けることで、むくみのない印象的な小顔を目指せます。
脂肪を減らす
顔の脂肪を減らすと、顔がスッキリとした印象になります。
顔の脂肪を減らすためには、全身の体脂肪率を下げる必要があります。
カロリー制限と有酸素運動を組み合わせた生活習慣の改善が基本です。
食事は、タンパク質を十分に摂取しながら、糖質と脂質を適度に制限します。
運動は、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を週3回以上、30分以上行うのがおすすめです。
また、顔の筋トレと組み合わせることで、より効果的に顔の脂肪を減らすことができます。
ただし、急激な減量は避け、健康的なペースで継続することが重要です。
小顔マッサージをする
小顔マッサージをすると、表情筋のコリを解消しやすくなります。
ここでは、顔が大きく見える原因である「むくみ」「脂肪」「エラ張り」に分けて、小顔マッサージの方法を解説します。
むくみを取る小顔マッサージ
顔が浮腫んでいると、顔の下部に水分や老廃物が溜まりがちです。
口を意識的に動かして、水分や老廃物を流していきましょう。
むくみを取る小顔マッサージは、以下の通りです。
【むくみを取る小顔マッサージの方法】
- 頬骨に向かって口角を引き上げ、2秒キープする
- 口をすぼめて2秒キープする
- 1と2をテンポよく3分間繰り返す
- 人差指と中指の2本の指で耳の前と後ろを挟み、耳から首へ向かってリンパを流す
- 鼻の横、口元も同様に耳に向かってリンパを流す
- 最後にもう一度耳から首へ向かってリンパを流す
特に、耳から下は水分や老廃物が溜まりやすいため、意識的に流してあげましょう。
脂肪を減らす小顔マッサージ
顔に脂肪がついている方は、表情筋を動かしてください。
脂肪を減らす小顔マッサージは、以下の通りです。
【脂肪を減らす小顔マッサージの方法】
- 手を軽く握りグーの形にして、第二関節を頬骨の下に当てる
- そのまま大きく円を描くように回し脂肪をほぐす
- 手の位置を徐々にずらしながら3分間マッサージする
- 口を限界まで大きく開け、2秒キープする
- 目もギュッと瞑り口を小さくすぼめたまま、2秒キープする
- 4と5をテンポよく1分間繰り返す
エラ張りを軽減する小顔マッサージ
エラが張っている方は、骨格がしっかりしています。
その骨格を、手の圧でキュッと引き締めるようなマッサージが効果的です。
エラ張りを軽減する小顔マッサージは、以下の通りです。
- エラの角に手の平を当て、口は半開きにして力を抜く
- そのまま上に向かってじんわりと1分かけて圧を加える
- これを3回繰り返す
- 頬骨に手の平をあてる
- そのまま上に向かってじんわりと1分かけて圧を加える
- これを3回繰り返す
小顔矯正をする
次は、自分で行える小顔矯正の方法を解説します。
【小顔矯正の方法】
- 鼻と耳の中間地点を手の平で包む
- この部分を中心へ向かってギュッと締めていく
- 咬筋を指で触って確認する
- 咬筋を左右に軽くほぐしながら、上に向かってマッサージする
強い痛みを感じる場合は中止し、専門家に相談しましょう。
セルフコルギをする
コルギとは、韓国で生まれた美容法です。
骨を刺激する手技で、骨と骨の間にある老廃物の排出を促します。
ここでは、自宅でできるセルフコルギの方法を解説します。
【セルフコルギの方法】
- 一番出ている頬骨を手の平で包む
- 頬骨を内側に押し込んでいくイメージで頬骨を押していく
- 反対側の頬骨も同じようにマッサージする
- 手の平で鼻から耳の方向に向かって、頬骨を外側へ押し込んでいくイメージで3分間マッサージする
- 反対側の頬骨も同じようにマッサージする
頬骨をケアすることで、徐々にフェイスラインが整ってきます。
力を入れすぎずに気持ちいい強さで、セルフコルギをしましょう。
まとめ
本記事では、自宅でできる小顔矯正やマッサージ方法について解説しました。
自宅で小顔になる方法は、以下の通りです。
- 表情筋を鍛える
- むくみを取る
- 脂肪を減らす
- 小顔マッサージをする
- 小顔矯正をする
- セルフコルギをする
どれもすぐに実践できる内容のため、今日から是非実践してみてください。